山本覚馬 (2) 京都府議会 初代議長へ


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→ 山本覚馬(1)からの続きです

明治元年、仙台藩邸の病院に移され、ここで岩倉具視の訪問を受け、翌年釈放された。

釈放された山本覚馬(42歳)は、京都小田時栄(16歳)と同棲を始めた。小田時栄は、幽閉中も薩摩藩の許可を得て、山本覚馬の世話を続けており、釈放後も山本覚馬と一緒に暮らしたのである。

明治3年(1870年)、山本覚馬は京都府顧問として京都府の勧業課の嘱託として迎えられ、京都府政を行い京都の近代化に大きく貢献した。

京都の家屋は70000戸であったが、都が東京に移ったあと、60000戸に減少しており、京都の衰退を危ぶまれる中、山本覚馬は、西洋文化に精通しており外国人との人脈もあり、新しい産業政策のプランナーとして最適な人物であった。そして、日本初の博覧会(京都博覧会)を開催するなど、京都を先進的な都市へと導いたのだ。

明治4年(1871年)、京都府の顧問となった山本覚馬は、京都府の大参事・槇村正直の自宅の隣にある空き家100坪へ引っ越した。

この空き家は、江戸幕府15代将軍・徳川慶喜の妾「お芳」の父親で、江戸の町火消しとして有名な新門辰五郎が京都滞在中に住んでいた豪邸(新門辰五郎邸)で36円で購入した。

大参事の槇村正直は、山本覚馬を「山本先生」と呼んで慕っており、槇村正直が山本覚馬に、自宅の隣の空き家を勧めたという。

1871年(明治4年)10月、山本覚馬とようやく連絡が取れた、妹・山本八重や母・山本佐久と山本みねの3人が移り住んできた。9年振りの再会である。

この移住の際、山本うら(樋口うら)は京都に行くのを拒んだ為、山本覚馬と離婚を望んだ。

このとき、山本覚馬は44歳で、愛人の小田時栄は18歳。山本八重の年齢は26歳。

山本覚馬と小田時栄との間には山本久栄という娘(0歳か?)が生まれており、山本八重を驚愕させたという。

山本覚馬は妻・山本うら(樋口うら)と離婚し、愛人の小田時栄と結婚した。

山本八重が、父・山本権八や弟・山本三郎が死んだことを伝えると、山本覚馬は夜な夜な、山本八重に若松城籠城戦の様子を話すように頼んだ。しかし、山本覚馬はこの頃から足の自由も利かなくなる。

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アメリカから帰国した新島襄の学校設立計画に協力し、山本覚馬は維新後に購入していた旧薩摩藩邸の敷地(6000坪)を学校用地として新島に格安で譲渡。

次いで新島との連名で「私学開業願」を文部省に出願、これが認可された。

この校地は、やがて設立された同志社英学校からその後身である同志社大学に継承され、現在の今出川キャンパスとなっている。「同志社」と言う名称は山本覚馬の命名と言われる。

明治8年(1875年)10月に新島襄と山本八重は婚約し、結婚した。

1877年(明治10年)京都府顧問を解任。

1879年の第1回京都府会選挙では上京区で51票を獲得して府議員に選出され、最初の京都府会議員の一人となり、更に議員の多数決により初代議長にもなった。

この頃の選挙は立候補制ではなく、地区の有権者が、その地区で一番ふさわしい人物に投票すると言う方式であり、議長選出も各議員が思い思いに議長にふさわしいと思い議員の名を記載して投票する方式だった。

翌年、京都府知事の槇村正直を引退に追い込む形を取ると、自らも議長、議員共に辞職し、大学設立に向かった同志社での活動を行った。

1881年(明治14年)5月、次女・山本みねが、横井時雄 と結婚。

1885年(明治18年)、京都商工会議所会長に就任。

明治18年(1885年)5月18日、山本時栄と山本覚馬の2人は、宣教師グリーンの洗礼を受け、キリスト教に入信。

その後、山本家が養子に迎えるため、会津から呼び寄せ、同志社英学校で学ばせていた18歳の青年と山本時栄が不倫をして、山本時栄が妊娠した事が発覚。

山本覚馬はこれまでの献身的な支えに、妻・山本時栄の不倫を許すが、山本八重は許さず、山本覚馬の娘「山本みね」とともに、山本時栄を追い出した。

離婚した小田時栄(山本時栄)は東京へ行ったとも、アメリカへ渡ったとも言われている。

1890年(明治23年)新島襄が他界すると山本覚馬が同志社臨時総長として、同志社の発展に尽力する。

1892(明治25)年、山本覚馬64歳で没。従五位追贈。墓は若王子にある。

(参考文献)  同志社女子大学、学校法人同志社、ウィキペディア、あらすじと犯人のネタバレ、NHK大河ドラマ、福島県観光交流局

 

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