立皇嗣の礼とは?  立太子の礼との違い

立皇嗣の礼とは

天皇陛下の退位と皇太子さまの即位が迫っていますが、皇室に関する行事や手続きは、それだけではありません。
通常は、新しく天皇が即位すると、立太子の礼(りったいしのれい)を行い、次期天皇、すなわち後継者になる人物を日本国内や外国に対して示します。
現在は、皇室典範に則り、皇位継承順位に従って、天皇の子である皇太子が自動的に選出されます。
よって、現代では儀式的な意味だけとなっています。



第125代・今上天皇(きんじょう-てんのう)が、予定通り平成31年(2019年)4月30日に退位すると、新しく皇太子・徳仁親王(なるひと-しんのう)が第126代天皇に即位します。
即位礼正殿の儀の時期は2019年10月頃と計画されています。
しかし、徳仁親王の子には男子がいないため、次期天皇と示すことができる立太子の礼は行えません。
でも、後継者争いを防ぐうえでも、次期天皇はこの人だと示しておく必要性はあります。
この後継者指名は、日本の歴史上、とても重要でして、誤ったことを行うと、内乱に発展する可能性があることは、歴史から学べます。

そのため、継承権がある人物として、徳仁親王の弟・秋篠宮文仁親王(あきしののみや-ふみひとしんのう)が、今のところ後継者であると言う意味合いで、非常に異例ですが「立皇嗣の礼」執り行われる予定となりました。

立皇嗣の礼は、2020年4月頃に、憲法で定める国事行為として行われる予定です。
これで、皇位継承順位1位は、秋篠宮殿下と言う事になります。
皇室典範4条に「天皇が崩御したときは、皇嗣が即位する」とあり、このまま皇室典範が改正されない限りは、万が一、徳仁天皇が崩御となる緊急時には、秋篠宮殿下が即位することになります。
なお、秋篠宮殿下は皇太子ではないため「立皇嗣の礼」(りっこうし)と言う聞きなれない儀式名称にもなっています。



敬宮愛子内親王(愛子さま)ではなく、秋篠宮殿下を徳仁天皇の次の天皇として確定することになりますが、その場凌ぎである側面も否定できません。
また、生前退位特例法では「皇嗣職が置かれている間は、東宮職を置かないものとする」という規定があります。
すなわち、秋篠宮殿下を徳仁天皇の次の天皇としている間は、皇太子・皇太子妃は設けないとしています。
結果として、秋篠宮殿下と徳仁天皇は年齢差も6歳ですし、徳仁天皇のあとは、どうするの?と言う、根本的な問題は置き去りとなっているようです。

 

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