おもしろきこともなき世をおもしろく、すみなしものは心なりけりの意味




 おもしろき
 こともなき世を
 おもしろく

 すみなしものは
 心なりけり

 これは、知る人ぞ知る高杉晋作が詠んだ歌・名言ですね。

 正確に申し上げますと「おもしろきこともなき世をおもしろく」の部分である上の句を高杉晋作が書き残し、下の句は、功山寺挙兵の際に、高杉晋作を匿っていた福岡の勤王女流歌人・野村望東尼が付け加えた歌とされます。
 ただし、病床の高杉晋作が亡くなる数ヶ月前に詠んだ辞世の歌とする説もありましたが、現在では否定されつつあります。

 意味の解釈としては、本人でしかわからない部分もあり、なかなか難しいですが、この世をおもしろくさせるのも、おもしろい事が無い世にするのも、自分の心ひとつだとでも?申しましょうか?

 もし、このような解釈が正しければ、どんなことでも自分の考え方ひとつ、すなわち「思考」次第だと言う事になると思います。

 なお、この言葉が文書として残っていた訳ではないので、

 おもしろきこともなき世「を」おもしろく

 ではなく、

 おもしろきこともなき世「に」おもしろく
 
 であると言う説もあり、正直、どちらが正しかったのかはわかりません。
 私自身、どちらでも良いとは思うのです、残念ながら「に」と「を」では意味合いもかなり違ってきてしまいます。
 果たして、高杉晋作は、どちらの意味でこの歌を詠んだのでしょう?
 もう、確かめるすべはありません。

 いずれにしても、自分の力で「おもしろい世の中に変えて見せよう」と思っていたに違いないと存じますが、満27歳で病死と言う志半ばの死は、無念であり、心残りも大変多かったのではと察するところです。

 →高杉晋作の生涯とは?
 →奇兵隊とは~高杉晋作が理想掲げた軍隊は強かった
 →長州藩の志士ら100記事以上ありますので、是非ご覧ください
 →おもしろきこともなきよをおもしろく-さんのHP



高田哲哉日本の歴史研究家

投稿者プロフィール

(株)TOLEDO、高田哲哉と申します。
20年以上、歴史上の人物を調査している研究家です。
日本全国に出張して史跡も取材させて頂いております。
資格は国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級など。

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コメント

  1. 逆の意味かと考えます。
    高杉晋作は古事記や旧事記のエキスパートなので、面白きをそのまま訳すとは考えられません。

    面白きの語源から推察するに、「面白き」とは天岩戸から天照大神が出てきた際に祭り火に顔が照らされ世の中に平定が訪れたという意味で顔が白く光るということを語源とし、その時の楽しそうな様から面白くが現代の意味に伝わっています。
    そのことから推察するに、面白きこともなき世とは「天照大神が天岩戸に閉じこもってしまった不安な時代」のことを指し、面白くとは、「天照大神が天岩戸から出てきて世の中が正常な状態に戻った」という様子のことを指していると考えた方が高杉晋作の考えを汲み取ると自然な流れのような気がします。

    彼の意思としては、当時の混乱期の日本を平定に導く希望の句を抱いたなのではと考えます。

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