田畑政治さんの東京オリンピック誘致とその生涯~いだてん後半の主人公


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田畑政治(たばた-まさじ)さんは、1964年、悲願の東京オリンピック招致にて活躍したことで知られるキーマンですが、どのような人生を送られたのか?ご紹介してみたいと存じます。

明治31年(1898年)12月1日生まれ・静岡県出身の田畑政治さんは、東京帝国大学を卒業後したあと、大正13年(1924年)に朝日新聞社(東京朝日新聞)に入社しました。
政治経済部長などを務めたあと、戦後になって、昭和24年(1949年)には朝日新聞の常務にまでなたった人物となります。

また、水泳の指導も行っており、1932年のロサンゼルスオリンピックでは、日本代表の監督も務めています。

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1940年の東京オリンピックは日中戦争で中止となりますが、大日本体育会(日本体育協会)の理事長を経て、第二次世界大戦後の復興のさなか、1948年に田畑政治さんは日本水泳連盟の会長に就任しています。
しかし、アメリカの占領下であった日本は、1948年のロンドンオリンピックどころか国際大会にも参加させてもらえませんでした。
食糧難の中、田畑政治さん水泳選手の強化にも取り組んでいたようで、当時の日本代表水泳選手であった古橋廣之進・橋爪四郎らの実力タイムを見せつけるため、日本選手権の決勝をロンドン五輪と同日開催しています。
古橋廣之進選手は、ロンドン五輪金メダリストの記録および当時の世界記録を上回る記録、橋爪四郎選手も1500m自由形で当時の世界記録を上回る記録を残しますが、日本は敗戦国で除名されていたため、幻の世界記録となると言う苦い思いましました。

そして、翌1949年に日本は、国際水泳連盟(FINA)への復帰を果たし、ロサンゼルスの全米選手権に招待されます。
GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサーに出国許可を得て、昭和天皇からも励まされてアメリカへと渡航しますが、当時の日本にはアメリカ・ドルが無かったので、アメリカに住む日系人フレッド・イサム・ワダさんらが費用を捻出したり食事から洗濯まで世話したと言います。
こうして、古橋廣之進選手は自由形6種目中5種目で優勝して世界新記録を樹立すると一躍ヒーローになるなど、田畑政治さんは水泳選手強化で成果を上げて行きます。

こうして、1952年ヘルシンキオリンピック、1956年のメルボルンオリンピックと二大会連続で田畑政治さんは、日本選手団の団長も務め、日本のオリンピック参加に貢献しました。

なお、戦前の東京オリンピック中止以降も、なんとか東京でオリンピックをと考えていた田畑政治さんは、オリンピック招致活動に邁進して行くようになります。
1960年大会にも東京として立候補しますが、これは負けることは想定のうえで、1964年に向けて名前をアピールするための作戦だったようです。
そして、1964年誘致のため東京都に願い出ますが、都の財政では厳しいと言うことで国を動かすことになり、1958年、東京オリンピック招致に向けた準備委員会が設立され、田畑政治さんは誘致の中心人物となりました。

アメリカの日系人フレッド・イサム・ワダさんの巧みな外交戦術の尽力もあり、1959年(昭和34年)に、東京開催1964年が決定します。
田畑政治さんは、組織委員会の事務総長として開催に向けて忙しい日々を送り、女子バレーボールを正式種目にも導き、東洋の魔女(とうようのまじょ)として知られる日本女子バレーボールが金メダルを獲得し、のち漫画・テレビアニメとしては「サインはV」「アタックNo.1」なども生まれるに至っています。

なお、パラリンピックをオリンピック開催都市と同一都市で行ったのは東京が初めてとなります。

また、1964年の東京オリンピックの開催で、新幹線が開通したり、首都高速ができたりと、日本の近代化も一気に進みました。
テレビの普及率に至っては1959年に32.3%だったものが、わずか5年の1964年には87.8%まで上昇しています。

その後、田畑政治さんは、1973年~1977年まで日本オリンピック委員会の会長(JOC会長)も歴任し、1984年8月25日に永眠されました。85歳。

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は2019年1月よりNHK総合で放送開始です。

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