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士規七則は、吉田松陰が従弟の玉木彦助に送った言葉だ。
逸材中の逸材として玉木彦助を松下村塾の後継者と考えていたとされる。
士規七則の現代語訳
人として生まれたならば、人が鳥や獣と違う所以をしらないといけない。
思うに人には五つの道理があり、その中でも君臣の関係・父子の関係が最も重要である。
であるから、人が人である所以は忠と孝を基本とする。
万世一系の天皇を頂く我が国に生まれたからには、我が国が天下において貴重な存在である事を知らねばならない。
思うに、我が国は万世一系の大君を頂き、諸国の武士がその身分を世襲している。
大名が人民を養い、元の生業を継承し、それぞれが忠義を行い、父の志を受け継いでいる。
こうして、君臣一体、忠孝一致となる、これは我が国だけの特色といえる。
武士の道において最も大切なのは義である。
勇気は義を知ることにより大きく成長する。
武士の行いは、質素、実直、人を欺かない事が肝要である。
人を欺き、自分を飾る事は恥とする。
正しき道義を行い、身が潔白であることは、これらの理由からである。
人間として古今の出来事に通ぜず、聖賢を師としない者は、心の貧しい人間である。
書を読み、それらを友にすることは君子のなすべきことである。
徳を磨き優れた人間に達するには、恩師、友が多いことが条件であるから、君子は人との交流は慎重に行う。
死して後已むの四文字は言葉は簡単であるが意味は大きい、意思が堅固で忍耐強く、決断力があり、断固としてその志を変えない時は、これが最適の言葉である。
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要約すると三つとなる。
即ち、「志を立てることを全ての始まりとする。交流する相手を選ぶことにより仁義の行為を学ぶ。書を読み先達の遺訓を学ぶ。」
武士は、誠このような言葉から得るものがあり理解できなならば、完成された人とするべきである。
(参考) Wikipedia
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