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太平洋戦争中の「特攻」と言えば、、大日本帝国海軍の航空特別攻撃隊が一番印象として思い浮かぶだろう。
そう、ゼロ戦(零式艦上戦闘機)などの航空機で、アメリカ海軍の空母や戦艦に、体当たり攻撃する特攻である。
海軍航空隊の特攻は「神風特攻隊」と呼ばれ、1945年1月25日までのフィリピンでの航空特攻で米軍が公式に認めている艦船の損害は、空母(護衛空母含む)撃沈2、撃破18、戦艦撃破5、巡洋艦撃破8、駆逐艦撃沈3、撃破22、上陸用舟艇撃沈14、計撃沈19、撃破53である。
フィリピンで特攻による損害を強いられた連合国軍は、沖縄戦の頃にはピケット艦や空母艦載機編成の改編等様々な対策を採っており、特攻の有効性は大きく減じられることとなり、実際の出撃数から算出される命中率は、5%程度にまで落ち込んだ。
しかし、日本は「特攻」を終戦間際まで止める事はなかった。
海軍の航空機による特攻での戦死者数は2531名。
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しかし「特攻」は、海軍の航空機だけでなく、陸上でも海上でも行われていた。
例を上げると下記の通りである。
特殊潜航艇(甲標的・海竜)による特攻戦死者 440名
回天(人間魚雷)による特攻戦死者 104名
震洋(モーターボートに爆弾を搭載)による特攻戦死者 1081名
以上が海軍による特攻で、航空特攻の戦死者を合わせてる合計 4156名 の海軍兵が特攻で命を落としている。
陸軍の航空特攻による戦死者は1417名。
陸軍航空機としては三式戦闘機「飛燕」、四式戦「疾風」、陸上爆撃機「銀河」などが使用されている。
陸軍でも震洋にように、独自に開発したモーターボートによる海上特攻が行われ、陸軍海上挺身隊員(マルレ)は263名が戦死している。
フィリピンでは、アメリカのM3軽戦車の装甲を、日本の戦車では撃破できなかった為から、戦車による特攻も行われている。
95式軽戦車(車長 丹羽准尉)、97式中戦車(車長 西曹長)による戦車の体当たり特攻で丹羽戦車特攻隊員9名が戦死。
以上、陸軍の特攻戦死者は合計1689名。
回天を搭載して出撃し未帰還となった母艦潜水艦搭乗員なども含めると、特攻作戦関連戦没者は8000名を超える。
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