徳川家斉~第11代将軍として子供の数は55人?


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徳川家斉(とくがわ-いえなり)は、1773年10月5日に御三卿の1つである一橋家・徳川治済の長男として生まれた。幼名は豊千代
母は側室・お富の方。乳母は大崎局。

御三卿と言うのは江戸時代中期に徳川一族から別家として取り立てた大名のことで、田安徳川家、一橋徳川家、清水徳川家の事を言う。

なお、御三家とはまた違い、御三卿は「藩」ではなく領地を持たない。
領地は幕府に所有権があり経営し、幕府より10万石と江戸城内に屋敷が御三卿の各家に支給され、家臣は幕府からの出向であり、仮に跡継ぎがいなくなっても取り潰しになることは無かった。
また藩政も不要な事から、当主は何もする必要が無かったが、地位だけは老中や大老よりも上席であったため、将軍の跡継ぎ争いが激化することとなった。
ちなみに、田安家は屋敷が江戸城の田安門から近く、一橋家は屋敷が一橋門から近いと言う事で、清水家も清水門近くと言う事で、最も近い城門の名称が家の名前になっている。

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話がそれてしまったが、徳川家斉は幼少の頃から異様な性癖があったと伝わり、蟹や鶏を相手にして踏み潰したり、殺したりなどの動物虐待を行っていたともされる。
しかし、1779年に第10代将軍・徳川家治の世嗣・徳川家基が急死すると、将軍の後継が無くなってしまったことから、1781年閏5月、徳川家斉が7歳のとき将軍・徳川家治の養子となった。
そして、江戸城西の丸に入り、次の将軍として養育されることになる。

1786年、将軍・徳川家斉が享年50で亡くなると、1787年、徳川家斉が僅か15歳で第11代将軍に就任した。

徳川家斉は権勢を振るっていた田沼意次を罷免。
飢饉対策に成功した人物として、徳川御三家から推薦された白河藩主・松平定信を老中首座に据えて「寛政の改革」が始まると、役人だけでなく庶民にまで倹約を求めた為、経済・文化が停滞することになった。

1789年、正室に島津重豪の娘・茂姫(近衛寔子)を迎えている。
なお、生姜も大好物だった徳川家斉は大変女性に興味があったようで、子女を多く儲けるようにと一橋徳川家より訓戒を受けたこともあり、側室の数は40名とも言われ、大奥の経費を圧迫。
子供の数は55人(うち成人したのは半数位※諸説有)にものぼり、諸藩に嫁いだり養子となったことから、幕府だけでなく各藩も財政難に拍車を掛ける結果となっている。

なお、寛政の改革は、成果を上げことなく庶民からも批判が起こり、6年で破たんして松平定信は失脚している。
その後、三河吉田藩主・松平信明が老中首座となり、蝦夷地開発のため函館奉行所の前身となる蝦夷地奉行を設置したりしている。

しかし蝦夷地開発などで赤字に転落し、1815年頃、幕府の財政は危機的状況になっている。
そのため、松平信明が1817年に危篤となると、徳川家斉は側近の水野忠成を老中格に上げ、寺社奉行の阿部正精を老中に抜擢するなどし、自身に都合のよい人材登用を行った為、賄賂政治が横行した。
と言うのも、水野忠成が禁止されていた贈賄を自ら公認し、収賄を奨励したためであり、徳川家斉も周りにうるさい事を言う宿老がいなくなったことから、好き勝手なことをしたようだ。
ただし、庶民への圧迫や規制も弱くなったことから、政治・社会の出来事や日常の生活を風刺する「化政文化」が花開き、時代劇も盛んになった。

1833年から1839年まで天保の大飢饉となったばかりでなく、水野忠成のあとを継いだ水野忠邦は、徳川家斉の側近・林忠英らによって政治に口出しできず、次第に幕府に不満を抱く者が増えてくる。
1837年2月には大坂で大塩平八郎の乱、生田万の乱など反乱が相次ぎ、また外国船が日本近海に現れるようになり、海防への不安も高まった。

50年と言う徳川将軍で一番長い将軍の座にいた徳川家斉は、1837年4月、次男・徳川家慶に将軍職を譲ったが、引き続き「大御所」として幕府の実権を4年も握った。

最晩年は老中の間部詮勝堀田正睦、田沼意正を重用したが、1841年閏1月7日、徳川家斉は死去した。享年69。

徳川家斉の死後、側近政治は水野忠邦に否定されて、旗本や若年寄らが罷免・左遷されている。

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